現役の姿に強くこだわる、私の求めてやまない。「非電化、旧客、無装飾」 それも真冬の北海道での運転。C62ニセコですら実現できなかった事が、NHKドラマ「すずらん」のロケで現実のものとなった。 |
1998年の12月。留萌本線、恵比島駅にDCから降り立った私は、その現役さながらの空気感に驚嘆した。踏みしめるパウダースノー。降りしきる雪。こんな中を蒸機が旧客でやってくるなんて、夢を見ているようだった。待つ事しばし、やがて山影から姿をあらわしたC12はスノープローに、黒色に塗装された煙室扉ハンドル。真岡の写真で見る姿とは全くの別物だった。C62ニセコ以来の興奮と感動...。
久し振りに単独、しかもレンタカーも借りず、完全な歩き鉄であっただけに、更に現役蒸機とオーバーラップしたのかもしれない。
翌年5月、更に2000年の2月にもロケは行なわれ、全運転日参加することが出来、至福の日々をすごした。願わくば、来年も「すずらん」の映画が作られ、ロケ列車が走る事を願ってやまない。
留萌本線 ロケ列車 春へ |
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